EIZOはWindows 10の最新バージョン「Windows 10 May 2019 Update(Version 1903)」に階調が正しく表示できない不具合が存在すると公式サポートページで注意を呼びかけています。
不具合は階調表示でバンディング(縦のスジ)が表示されるというもので、Windows 10 Version 1903のグラフィック処理に原因があり、モニターの設定で回避することはできないとされているなか、この問題を回避する方法が存在することがわかりました(gHacks)。
回避方法はDisplayCAL forumなどで提案されているもので、タスクスケジューラーで設定されているCalibration Loaderタスクを無効化するというものです。
階調表示の不具合を回避
以下の手順で実行します。
- スタートメニューなどからタスクスケジューラーを起動する
- 「Microsoft > Windows > WindowsColorSystem」に移動
- 「Calibration Loader」タスクをダブルクリック
- 「トリガー」タブを選択
- 「ログオン時」をダブルクリック
- 「有効」のチェックを外し「OK」をクリック
- 「ユーザーセッションへの接続時」でも同様に実行
- ログインしなおす
なお関連付けられているディスプレイのプロファイルが変更された場合は、変更をやり直す必要があるとのこと。
それほど大変な操作ではありませんので、今回の不具合に悩まされている方は試してみる価値はあると思います。