Microsoftは本日、Windows 10のプレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 18362.100012」と「Windows 10 Insider Preview Build 18362.100013」を公開しました(Windows Blog)。
公開されたプレビュー版は、今年の秋に公開予定のWindows 10の機能アップデート「19H2」の開発版ビルドです。Windows Insiders Programの更新オプションでSlowリングを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお19H2ではControlled Feature Rollout(CFR)という仕組みが導入されていて、今回公開された二つのビルドは追加された新機能がデフォルトでオフになっているかオンになっているかが異なります。
- 19H2 Build 18362.10005のユーザー: Build 18362.10012が提供。デフォルトで機能がオフ。
- 19H2 Build 18362.10006のユーザー: Build 18362.10013が提供。デフォルトで機能がオン。
あらたにSlowリングに参加した場合どちらが提供されるかはランダムに決まる模様。
Build 18362.10012/18362.10013の新機能
Build 18362.10012/18362.10013の新機能は以下の通りです。
- タスクバーのカレンダーフライアウトから直接イベントをすばやく作成できるようになった。タスクバーの右下にある日付と時刻をクリックしてカレンダーフライアウトを開き、希望の日付を選択してテキストボックスに入力を開始するだけで、時刻と場所を設定するためのインラインオプションが表示される。
- マウスでポイントすると、スタートメニューのナビゲーションペインが拡大して、クリックの行き先がわかりやすくなった。
- アプリの通知設定に分かりやすい画像を追加。
- 「設定 > システム > 通知」の通知設定が、デフォルトで最近表示された通知を基準にソートされるようになった。サウンドの再生をオフにする設定が追加。
- アプリ/ウェブサイトからの通知を、バナーとアクションセンターの両方でオフにするオプションを追加。
- 新しいIntelプロセッサ用のデバッグ機能を追加(ハードウェアメーカーのみに関係)。
- 特定のプロセッサを搭載したPCのバッテリ寿命と電力効率を改善。
- パフォーマンスと信頼性を向上させるために、「お気に入り」コア間で作業をより公平に分散するローテーションポリシーを実装。