Microsoftが12月の月例更新プログラムを公開したタイミングで、本来対象ではないユーザーに対し、Windows 10のオートパイロット更新プログラム「KB4532441」を提供していたことがわかりました(Windows Latest)。
問題に遭遇したユーザーによると、更新プログラムがWindows 10のコンシューマーエディションで表示され、インストールが成功しても繰り返し表示されるとのことです。
@IntuneSuppTeam Windows 10 Autopilot Update KB4532441 has been pushed incorrectly to Windows 10 Pro (consumer edition). Is Microsoft aware of this?
— Mayank Parmar (@mayank_jee) 2019年12月11日
ただし、Microsoftは問題を認識済みで、該当の更新プログラムはすでに撤回された模様。
サポートドキュメントには以下のような説明が掲載されています。
This update was available through Windows Update. However, we have removed it because it was being offered incorrectly.
この更新プログラムはWindows Updateから入手できました。 ただし、誤って提供されていたため削除しました。
なお、Windows Autopilotを使用しないデバイスに、この更新プログラムをインストールしても悪影響はないようです。
Windows Autopilotは企業や組織向けの機能で、その更新プログラムもWindows 10 Homeのような一般ユーザー向けのエディションには提供されないものです。しかしMicrosoftは10月にも同じようなミスを起こしており、今回は2回目の間違いということになります。