Microsoftは本日、月例更新の一環として、Windows 8.1、Windows Server 2012などに対し、月例品質ロールアップとセキュリティオンリーアップデートを公開しました(Neowin)。Windows 7用の更新プログラムも公開されていますがこれは有償の拡張セキュリティ更新プログラムに加入しているユーザー専用となっています。
公開された更新プログラムは以下の通りです(括弧内はセキュリティオンリーアップデート)。
- Windows 8.1/Widnows Server 2012 R2用の月例品質ロールアップ: KB4537821(KB4537803)
- Windows Server 2012用の月例品質ロールアップ: KB4537814(KB4537794)
更新プログラムは、Windows UpdateまたはMicrosoft Updateカタログを利用してインストールすることが可能で、それぞれの変更点は以下の通りとなっています
KB4537821 (Monthly Rollup)
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2用の月例品質ロールアップKB4537821では、Internet ExplorerおよびWebBrowserコントロールの、インターネットゾーンおよび制限付きサイトゾーンで、VBScriptをデフォルトで無効にする変更や、Internet Explorer、Microsoft Graphics Component、indows Shellなど各種Windowsコンポーネントのセキュリティ更新が行われています。
- Disables Microsoft Visual Basic Script (VBScript) by default in the Internet and Restricted sites zones in Internet Explorer and the WebBrowser control.
- Security updates to Internet Explorer, Microsoft Graphics Component, Windows Input and Composition, Windows Media, Windows Shell, Windows Fundamentals, Windows Cryptography, Windows Hyper-V, Windows Core Networking, Windows Peripherals, Windows Network Security and Containers, Windows Storage and Filesystems, the Microsoft Scripting Engine, and Windows Server.
更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。
- 特定の操作をクラスター共有ボリューム上のファイルやフォルダーに対して実行すると「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)」が発生する
更新プログラムはWindows UpdateやMicrosoft Update、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services (WSUS)などを利用してインストールすることができます。