Microsoftは現在、Windows 10の次期大型アップデート「Windows 10 May 2020 Update(Version 2004)」の開発をほぼ終了し、最終的な仕上げの段階に入っていると見込まれています。
Windows 10 Version 2004では、「WSL2」の搭載をはじめとしたさまざまな新機能の追加や、不具合の修整が行われていますが、そのなかにCPUやディスクの使用率が高くなるというWindows 10に長い間存在した不具合の修正が含まれていることがわかりました(Softpedia)。
インターネット巨大掲示板Redditに、Windows 10 Version 1909とWindows 10 Version 2004のディスク使用率を比較したスクリーンショットが掲載されています。
Microsoft have made substantial changes to Windows 10 Search in the way that it indexes files. The screenshot is from an old OptiPlex 7010 with 4 GB of RAM and a 250 GB 3.5" 7200 RPM HDD (an old unit I had lying around to test). Both screenshots are from clean installs updated (so there was no Windows Updating etc going on in the background) and were on YouTube watching a video. The one at version 1909 throttled the disc usage and the one at 2004 didn't,
画像の投稿者は、MicrosoftがWindows 10の検索インデックスの作成方法にかなり変更を加えていようだとし、4GBのRAM、250GBのHDDを搭載したOptiPlex 7010でYouTubeを閲覧した際、Version 1909ではディスク使用率が上昇しているのに対し、Version 2004ではそれが無いと説明しています。
Microsoftは今年の1月、Windows 10の次期大型アップデート「20H1(Version 2004)で、Windows検索に改良を加えることを発表しました。ディスクの過度な使用や、パフォーマンスの問題が検出された場合、Windows Search Indexerが自動的に動作を抑制する新しいアルゴリズムを導入したそうですが、この改良が実際に役立つことが実証された形となっています。