MicrosoftがWindows Insider ProgramのDevチャンネルユーザー向けに公開したWindows 10の最新ビルドでは、クリップボード機能の改良が行われ、「プレーンテキストとして貼り付け」機能が追加されたほか、絵文字、GIFのサポートなどさまざまな強化が行われていることがわかりました(Windows Latest)。
最近のWindows 10のバージョンでは、「Win+V」を入力すると、クリップボードの内容をリストとして表示し、再利用することができるクリップボード履歴機能が搭載されています。単にコピーした内容を貼り付けることができるだけでなく、他のデバイスとデータを同期することも可能など機能は豊富ですが、貼り付けの際、元の書式設定が含まれたままになってしまうという問題がありました。
Microsoftはこの問題を解決するため、コピーした内容から書式を削除し、単なるテキストしてコピーするための機能である「プレーンテキストとして貼り付け」機能を追加したのです。
「Win+V」でクリップボード履歴を表示し、それぞれの項目の右にある「…」をクリックすると「Paste as Text」というアイコンが表示され、不要な書式を削除してペーストすることが可能になります。Microsoft WordやPowerPointへ貼り付ける際、余計な書式を削除するためにメモ帳などを一端経由してから、貼り付けるという余計な手間が不要となります。
Microsoftは、クリップボード履歴に、GIFや絵文字、顔文字を挿入するパネルを追加したほか、クリップボードの同期機能を、キーボードアプリ「SwiftKey」を利用して、Androidスマートフォンやタブレットにまで拡張しようとしていると伝えられています。