Microsoftは2021年の後半に、Windowsのメジャーバージョンアップ版である「Windows 11」の一般提供を開始する予定です。
Windowsを使用する場合、通常はパスワードやWindows Helloなどの認証機能を利用することが推奨されますが、実験環境などで毎回パスワードを入力する手間を省きたい場合、自動ログイン機能を利用すると便利です。
以下Windows 11で自動ログイン機能を有効にする方法を説明します。
Windows 11で自動ログインを有効にする
Windows 11で自動ログインを有効にするには、ユーザーアカウントの設定を変更します。Win+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示し「netplwiz」あるいは「control userpasswords2」を実行します。
▲「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外します。この後表示されるダイアログで自動でログインするユーザー名とパスワードを入力すると設定完了です。
再起動してパスワード入力画面がスキップされる事を確認します。
チェックボックスが表示されない場合はレジストリを変更
ユーザーアカウントの設定画面で「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」チェックボックスが表示されない場合、レジストリ設定を変更します。
以下の手順を実行します。
- regedit.exeを実行。
- 「コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\PasswordLess\Device」に移動。
- 「DevicePasswordLessBuildVersion」の値を「2」から「0」に変更。
変更後すぐにチェックボックスが表示されるようになるはずです。
詳しくは以下の記事でも紹介しています。
https://softantenna.com/wp/tips/windows-10-restore-autologin-checkbox/
まとめ
Windows 11で自動ログインする方法はWindows 10と同様です。セキュリティ的には望ましくない機能ですが、安全が確保されている環境で、毎回パスワードを入力するのが面倒という場合は便利な機能です。