Microsoftの最新のオペレーティングシステムWindows 11。
UIが刷新されたWindowsのメジャーバージョンアップ版として注目を集めていますが、既存のハードウェアやソフトウェアとの互換性、その他の理由により当面はWindows 10を使い続けたいという方も多いと思います。
現在Microsoftは、Windows 11を無償アップグレード対象のシステムに強制的にインストールする事は行っていませんが、念のためWindows 11のアップグレードをブロックしておくとより安心できるかもしれません。
以下その方法を説明します。
レジストリやグループポリシーを使用
以下の手順は、Windows 10を特定のバージョンのまま留めておきたい場合に使用できる方法です。これまで通りに動作するならWindows 11へのアップグレードも防ぐことができると考えられます。
Windows 10 Homeの場合レジストリエディタを使用します。
- Win+Rを押しregeditと入力してエンターを押す。
- 「Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」に移動。
- 「TargetReleaseVersion」という名前のDWORD(32bit)値を作成。値を「1」に設定。
- 「TargetReleaseVersionInfo」という名前のDWORD(32bit)値を作成。値を「21H1」に設定。
グループポリシーエディターを使用できる環境ではgpedit.mscを起動し、「ローカルコンピュータポリシー > コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > Windows Update > Windows Update for Business」に移動し、「ターゲット機能更新プログラムのバージョン」を選択します。値を「21H1」として「OK」をクリックし、コンピュータを再起動します。