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Microsoftが提供したWindows 11用NVMe SSDスローダウン修正パッチ、実際は効果なし?

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S 20211211 102635

Windows 11では現在、一部のNVMe SSDの書き込み速度が遅くなる問題が報告されています。

11月末に公開された Windows 11のオプションアップデートKB5007262では、NTFS USNジャーナルが有効な場合に、NVMe, SSD, hardiskのパフォーマンスに影響を与える問題が対処されたと説明されていましたが、Neowinはこのアップデートを適用した環境でも、NVMe SSDのパフォーマンスの改善が確認されなかったと主張しています。

KB5007262には以下のような修正内容が含まれています。

Addresses an issue that affects the performance of all disks (NVMe, SSD, hardisk) on Windows 11 by performing unnecessary actions each time a write operation occurs. This issue occurs only when the NTFS USN journal is enabled. Note, the USN journal is always enabled on the C: disk.

サポートドキュメントは、最初は以下のような文章で、「NTFS」という単語が使用されていたそうですが、いつのまにか上記のように書き換えられていたとのことです。

Addresses an issue that affects NTFS when you enable the update sequence number (USN) journal. NTFS performs unnecessary actions each time it performs a write operation, which affects I/O performance.

そもそもNeowinは当初この問題を報じた際、KB5007262を適用したWindows 11 Build 22000.348の環境で「WD SN520」を用いてテストを実施したとのこと。AS SSDでは目立った結果は得られなかったものの、CrystalDiskMarkでは、Windows 10と比較してランダムライトが大幅に低下しているとしています。


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