Microsoftは本日、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けの累積アップデート「Windows 11 Insider Preview Build 22543」をリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 22543の新機能
Build 22543では、ナレーターの改良や、特定のUIエリアのビジュアルの改善や不具合の修正が行われています。
新機能は以下の通りです。
より自然なナレーターのボイス: ナレーターにより自然な音声が導入された。より自然な音声でウェブ閲覧、読書、メールのオーサリングなどを楽しむことができる。最新のデバイス上で動作する音声合成を使用し、一度ダウンロードすれば、インターネット接続なしで利用可能。現在English-U.Sで利用可能。
また新たにナレーターキーボードコマンドが追加された。
その他の改良点は以下の通りです。
- ハードウェアインジケータのフライアウトデザインの変更に続き、対応アプリで音楽を再生する際にロック画面に表示されるメディアコントロールも更新。PCにサインインしているときにクイック設定に表示されるメディアコントロールのデザインにより近くなっている。
- スナップレイアウトのアプリウインドウのサイズ変更時に、アクリル背景の上に該当するアプリのアイコンを重ねて表示する更新。
- WIN + ALT + Kキーボードショートカットを使用して通話をミュートすると、確認のフライアウトが表示されるようになった。
- Build 22518で発表された、アクリル背景の入力スイッチャーの改良が、Dev ChannelですべてのInsiderに公開された。
- フルビルドアップグレードを行う際、プログレスリングのアニメーションが更新され、更新された起動画面のアニメーションと一致するようになった。
- Windows 11の設定全体のデザインにあわせって、ストレージ設定の画面のデザインが刷新された。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。