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Microsoft、Windows 11のSMB圧縮を顕著に改善

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SMB compression deployment and usage 2 15 screenshot

Microsoftは先日、Windows 11用のオプション累積アップデートKB5016691や、Windows Server 2022用のKB5016691を公開しました。

これらの更新プログラムにはリリースノートでは簡単にしか説明されていないものの、Server Message Block(SMB)圧縮の大幅な改良が含まれており、MicrosoftのNed Pyle氏が、この改良について「SMB compression behavior & settings changes」で詳しく説明しています(Neowin)。

この記事によると、以前のSMB圧縮は、転送中にファイルの最初の524,288,000バイト(500MiB)を圧縮しようと試み、その500MiBの範囲内で少なくとも104,857,600バイト(100MiB)が圧縮されるかどうかを追跡するデフォルトのアルゴリズムが採用されていたとのこと。圧縮可能なサイズが100MiB未満の場合、SMB圧縮はファイルの残りの部分の圧縮を停止し、100MiB以上圧縮されている場合、SMB圧縮はファイルの残りの部分を圧縮しようするそうです。

この方法は、圧縮可能なデータを持つ非常に大きなファイル(たとえば、数ギガバイトの仮想マシンディスク)は圧縮される可能性が高いものの、比較的小さなファイル(非常に圧縮しやすいものであっても)や、100MB以下のファイルを圧縮できないという問題がありました。

更新プログラムによってこの制限が取り払われ、ファイルの圧縮が期待通りに行われるようになりましたが、小さく、また圧縮効率の悪いファイルを転送すると、無駄なCPU時間が発生する事に注意が必要となります。JPG、ZIP、DOCXなど、すでに圧縮されているファイル形式は、サイズに関係なくSMB圧縮のメリットがないものの、VHDX、ISO、DMP、その他空白の多い大きなファイルは、かなりうまく圧縮されることが期待できます。

Microsoftは従来の挙動と簡単に切り替えられるようにするため、グループポリシーやレジストリ設定を導入する予定です。SMB圧縮のメリットに関しては以下の動画で確認可能です。


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