Microsoftは先日、2022年9月の月例更新の一環として、Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2用の更新プログラムKB5017308を公開しました。
KB5017308には新機能は含まれておらず、「OSの内部機能に対する雑多なセキュリティ向上」が行われているとのことでしたが、この更新プログラムが正常にインストールできないという問題が多くのユーザーから報告されているようです(Windows Latest)。
KB5017308が正常にインストールできない?
あるユーザーは「2022-09 Cumulative Update for Windows 10 Version 21H2 for x64-based Systems(KB5017308)」がインストールできず、0x800f081fエラーが発生するとコメントしています。
また、エラーメッセージ(0x8000ffff、0x8007007e、0x80073701)が表示されて更新プログラムのインストールが拒否されるという報告や、さらにひどい問題として、システムが強制的に再起動し、パッチが自動的に元に戻されるブートループが発生するという報告も行われています。
Microsoftは更新プログラムのインストール失敗に関する問題を公式に認めることはあまりありませんが、Microsoft Update Catalogから単体の更新プログラムをダウンロード/インストールして、問題が解決する可能性があります。
またSoftwareDistributionフォルダを削除する対処法が有効な事もあります。詳しくは以下の記事でご確認ください。
https://softantenna.com/blog/how-to-fix-windows-update-error/
KB5017308では他にもGPOの"Files"ポリシーが壊れたという報告や、GPUが動作しなくなったという報告も行われています。
MicrosoftはWindows 11用のKB5017328をリリースしていますが、こちらはあまり問題は発生していないようです。