Microsoftは9月22日(現地時間)、Windows 11 22H2を初めとしたWindowsの各バージョンに、「グループポリシーの管理」に関連した既知の不具合が存在することを認めました。
Windows 11リリースヘルスページには以下のような項目が追加されています。
不具合の内容は、「グループポリシーの管理」を使用したファイルのコピーに失敗したり、空のショートカットや0バイトのファイルが作成されたりすることがあるというもの。グループポリシーエディタの「ユーザーの構成 > Windows設定」以下に含まれるファイルおよびショートカットに関連するとのことです。
Microsoftは問題の解決に向けて作業を行っており、今後のリリースで修正する予定です。回避するために、以下のいずれか1つを実行する方法が提案されています。
- 「ログオンしているユーザーのセキュリティコンテキストで実行する」のチェックを外す(ワイルドカード（*）を使用する項目については、この方法では問題が軽減されない場合がある)
- 対象となるグループポリシーで、「アクション」を「置換」から「更新」に変更する。
- 場所や宛先にワイルドカード(*)を使用している場合、宛先の末尾の"\"(バックスラッシュ、引用符なし)を削除すると、コピーが成功する場合がある。
影響するプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10 Enterprise LTSC 2016; Windows 10 Enterprise 2015 LTSB; Windows 8.1
- Server: Windows Server 2022; Windows Server 2019; Windows Server 2016; Windows Server 2012 R2; Windows Server 2012; Windows Server 2008 R2 SP1; Windows Server 2008 SP2