Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました。
- Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2: KB5022282
- Windows 10 Version 1909: EOS
- Windows 10 Version 1903: EOS
- Windows 10 Version 1809: KB5022286
- Windows 10 version 1803: EOS
- Windows 10 version 1709: EOS
- Windows 10 version 1703: EOS
- Windows 10 version 1607: KB5022289
- Windows 10 Version 1511: EOS
- Windows 10 Version 1507: KB5022297
それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。
January 10, 2023—KB5022282 (OS Builds 19042.2486, 19044.2486, and 19045.2486)
Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2用の更新プログラムKB5022282では、Local Session Manager(LSM)に影響する問題の修正や、データベースへの接続にMicrosoft Open Database Connectivity(ODBC)SQL Server Driver(sqlsrv32.dll)を使用するアプリに影響する既知の問題への対処、一部のWindowsデバイスで起動時にエラー(0xc000021a)が発生し、ブルースクリーンが表示される事がある問題の修正が行われています。
リリースノートは以下の通りです。
- This update addresses issues that affect the Local Session Manager (LSM). These issues might allow users who do not have admin rights to perform actions that only an admin can.
- This update addresses a known issue that affects apps that use Microsoft Open Database Connectivity (ODBC) SQL Server Driver (sqlsrv32.dll) to connect to databases. The connection might fail. You might also receive an error in the app, or you might receive an error from the SQL Server.
- This update addresses a known issue that might affect startup on some Windows devices. They might receive an error (0xc000021a) and have a blue screen.
更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
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カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindowsをインストールしたデバイスでは、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合がある。 | LCUをスリップストリームする前に、2021年3月29日以降にリリースされたSSUをカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームする必要がある。Windows 10, version 20H2およびWindows 10, version 2004で使用されているSSUとLCUの統合パッケージでこれを行うには、統合パッケージからSSUを抽出する必要がある。
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Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogや、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。