Windows 11のCanaryビルドに、Windows Update経由でアップデートをより速く受け取るための新しいオプション設定が隠されていることがわかりました(Neowin).
今回の情報は、Windowsに詳しいPhantomOfEarth氏からのものです。
Windows 11では、大規模な機能アップデートは段階的に公開されており、全ての人が一斉に入手できるわけではありあません。Microsoftにとっては、徐々に配信範囲を拡大していく事で、安定した展開が可能となる一方、少しでも速く機能アップデートを入手したい熱心なユーザーにとっては、配信が始まるのを待たなければならい事があるというデメリットが存在します。
今回発見された機能を有効にすると、Windows Updateに新しいオプションが追加され、有効にすると致命的なバグがない場合は、最新のアップデートを優先的に受けることができるようになると思われます。
新しいWindows Updateオプションを有効にする方法は?
Windows Updateの新しいオプションを有効にするには、Windows 11 Build 25314(Canaryビルド)を使用し、以下の手順を実行します。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:43132439
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:43132439
これでWindows Updateの設定画面に、「PCの準備ができ次第最新の更新プログラムを入手する」というオプションが表示されるはずです。
なお、この機能によって優先的にインストールされる更新プログラムの種類は明らかにされておらず、今後のMicrosoftの機能説明を待つ必要があります。