Valveが毎月実施しているSteam Hardware&Software Surveyの最新の調査結果が発表され、2023年3月期にWindows 11のシェアが30%から22.41%に大幅に下落した事がわかりました(Neowin)。大してWindows 10は73.59%とプラス10.49ポイントもシェアを伸ばしています。
順調に伸びてきたWindows 11のシェアがなぜ急落したのか、Valveはこの結果に関する説明を行っています。gHacksはValveが実施している統計データの収集方法が、結果に大きな影響を及ぼした可能性があると指摘しています。
Valveはハードウェアとソフトウェアの統計情報を自動的に収集せず、Steamユーザーにプロンプトを表示し、自発的に情報を提供するよう求めています。毎月、すべてのSteamユーザーがこのプロンプトを見るわけではなく、参加するユーザーは少数に限定されています。このため統計情報は大きく変動する可能性があり、2023年3月に、Windows 10を使用しているSteamユーザーが多数プロンプトを受けとった可能性があるのではないかとの考察です。
SteamのOS毎のシェアは以下の通りとなっています。
- Windows 10 64-bit - 73.95% (+10.49)
- Windows 11 - 22.41% (-7.92)
- Windows 7 64-bit - 1.06% (-0.54)
- Windows 8.1 64-bit - 0.20% (-0.19)
- Windows 7 32-bit - 0.05% (-0.06)
Windows 10/11以外にWindows 7/8.1を使用するユーザーも少数存在している事がわかりますが、Microsoftのサポート期間はすでに終了しており、ValveもこれらOSをを2024年1月1日以降サポートしないと発表しました。
ビデオカードに関しては、ここ最近のAIブームもあってか、NVIDIA GeForce RTX 3060がシェア1位を獲得しています。