MicrosoftはOpenAIに出資し、BingにChatGPTを組み込むなどAI技術へ積極的な取り組みを行っています。
2023年2月にはWindows 11(あるいはその後継バージョン)に、AI技術を利用しウィンドウを最適に配置することができるスマートスナップレイアウト効能が導されるとのリーク情報が流れていたなか、Windows 11の最新のDevチャンネルビルドに、この新機能の初期バージョンともいえる新しいスナップレイアウト機能が隠されていることがわかりました(Neowin)。
この機能はWindowsの探求者@PhantomOfEarth氏によって発見されたもので、隠し機能を有効化すると従来のスナップレイアウトの下に、現在開いているアプリをワンクリックで配置する事ができる新しいスナップレイアウトが追加されます。
現在この機能は、最大化ボタンにカーソルを合わせたときにのみ機能し、画面上部でウィンドウを移動させたときには表示されません。また提案されるアプリは選択できず、必ずしも最適なアプリが配置されるわけではないようです。
実際に試してみる手順は以下の通りです。
新しいスナップレイアウトを有効にする
新しいスナップレイアウトを有効にするにはWindows 11 build 23435以降のバージョンで、以下の手順を実行します。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:41863571 vivetool /enable /id:42589465
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:41863571 vivetool /disable /id:42589465
PCを再起動し最大化ボタンにマウスカーソルを合わせると新しいスナップレイアウトが表示されるはずです。