Microsoftは5月24日(現地時間)、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けの最新ビルド「Windows 11 Insider Preview Build 23466」をリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 23466の新機能
Build 23466の新機能は以下の通りです。
Dev Drive
開発者のワークロードパフォーマンスを向上させることを目的とした、新しいストレージボリュームの形態「Dev Drive」の導入。Resilient File System(ReFS)テクノロジーをベースに構築されていて、ファイルシステムの最適化や、開発者がパフォーマンスとセキュリティプロファイルをより良く管理できるようにするための機能を備えている。プロジェクトのソースコード、作業フォルダ、パッケージキャッシュをホストする開発者のニーズを満たすように設計されている。
詳細はこのドキュメントで確認可能。
バックアップとリストアの改良
昨年発表したアプリの復元機能をベースに、新しいPCへの移行をこれまで以上に簡単にする、追加のバックアップと復元機能を導入。ユーザーが新しいPCで数分以内に生産性を取り戻せるようにすることを目的としている。
Windows Backupアプリは、現在のPCのデータを素早くバックアップして、新しいPCに移行することができる新しいアプリ。アプリピンや設定も元に戻すことができる。
音声アクセスで新しいテキストオーサリング体験
音声アクセスに新しい機能を2つ追加。誤認識された単語を訂正する「訂正」コマンドや、リストから選択する「クリック」コマンドを使用することができる。
タスクバー
タスクバーに「結合しない」モードを導入。このモードを選択すると、タスクバーにアプリケーションの各ウィンドウが個別に表示され、対応するラベルも表示される。「設定 > 個人用設定 > タスクバー > タスクバーの動作」から変更可能。
その他、通知やナレーター、スタートメニューなどに関連した機能の変更や、不具合の修正が行われています。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。