Microsoftは、2001年に公開した「Windows XP」で、Windowsに初めてプロダクトアクティベーションを導入しました。
プロダクトアクティベーションは、ネットワークを利用した信頼性が高いライセンス認証システムですが、リリースから20年が経過し、ブラックボックスだったライセンスシステムの解明が進められているようです。
tinyapps.orgに、「Windows XP Activation: GAME OVER」と題した記事が公開され、Windows XPのアクティベーションシステム解析の歴史がまとめられています。
同記事によると2005年に公開された文書「MSKey Readme」が、Windows XPのプロダクションアクティベーションが暗号化アルゴリズムをクラックすることで破られることを予測していたとのこと。
4年前、Windows XPのプロダクトキーを生成するWindowsXPKg2がGitHubで公開されますが、このツールはキーを生成することはできるものの、確認IDの返送は外部のサーバーに依存するようになっています(GitHubはMicrosoft傘下にありますがこのツールの公開は許されているようです)。
昨年Windows XP subredditへ投稿されたxp_activate32.exeは、インストールIDを計算し、オプションで対応する確認IDを生成して適用し、Windows XPをすべてオフラインでアクティブ化できるまでに改良されています。
同記事は、Microsoftがアクティベーションサーバーを停止した後でもWindows XPのプロダクトアクティベーションを実行することが可能になりつつあるとし、願わくば、公式のXPアクティベーションツールのリリースを希望するとまとめています。
[via Reddit]