Microsoftが先日公開した、Windows 11 Insider Preview Build 25921(Canaryチャンネルビルド)では、HDRバックグランドのサポートや、スタートにおけるクラウドファイルのリッチなサムネイルプレビュー機能のサポートなど、いくつかの新機能が追加されていました。
リリースノートでは触れられていないものの、Build 25921では内部的な変更が行われており、Explorer.exeから古いWindows 10世代のタスクバー要素が削除されている事がわかりました(Neowin)。
Windows情報に詳しいXeno氏は、Build 25921に含まれるマテリアルUI(explorer.exe.mui)の文字列を観察し、いくつかの要素が削除されている事を発見します。ドイツのサイトDeskmodderもこのファイルのサイズが17KBから12KBに削減されていると指摘しています。
同じくWindows情報通でお馴染みのPhantomOcean3氏も、以前のCanaryビルド(25915)では開くことができた古い通知領域が、新しいビルドでは開けなかったと報告しています。
After quadruple checking (lol) - 25915 on the left, 25921 on the right. You can't open the old Notification Area Icons menu on 25921, it just closes instantly pic.twitter.com/gVryPbcQK2
— PhantomOcean3
(@PhantomOfEarth) August 4, 2023
(@PhantomOfEarth)
MicrosoftはWindows 11のUIをモダン化する取り組みを継続的に進めており、その作業があらたな段階に到達したのかもしれません。変更により、Windows 11の外観を変更するサードパーティ製ツールが動作しなくなる可能性があるため注意が必要です。