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【悲報】Windows 11のネイティブRARサポート圧倒的に遅かった

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Microsoftは今年の後半、Windows 11の大型機能アップデート「23H2」をリリースする予定です。

23H2ではファイルエクスプローラーの刷新が予定されていて、目玉機能の一つとして、RAR、TAR、7zなど多くの圧縮ファイルのネイティブサポートが導入されると見込まれています。

新しい圧縮ファイルのサポートは解凍(展開)機能だけに限定されているため、WinRARや7-Zipなどの専用ソフトにとってかわるほどの能力はないと予想されていますが、この解凍機能の能力はどれほどのものなのでしょうか。

今回Neowinは、Windows 11のファイルエクスプローラーで解凍時間を測定し、その実力を計測しています。

TARは期待通りだがRARや7-Zipはかなり遅い

Neowinは、Microsoftが提供している24GBの巨大な評価用Windows 11仮想マシンをダウンロードし、RAR、7Z、TARに再圧縮。NanaZIP、WinRAR、ファイルエクスプローラーで解凍した時間を測定しています。

Ryzen 5 2600マシンで平均的な結果を得るため3回のテストを実施したところ以下のような結果がでています。

種類 NanaZIP WinRAR ファイルエクスプローラー
7z 61 73 501
RAR 179 98 345
TAR 77 83 79

フィルエクスプローラーの解凍速度は、TARに関しては遜色ないものの、7zやRARではかなり遅いことがわかります。またIntel Core i3-1125G4搭載ノートPCでも同じような傾向がでています。

Neowinはファイルエクスプローラーの機能は、パフォーマンスが劣るばかりではなく、利便性も著しく劣っているとし、終了時間などの適切な情報が表示されない問題や、パスワードで保護されたアーカイブを開くことができない問題を指摘しています。ただし、現在の実装でも、Windows 11に標準機能として搭載される事にはメリットがあるとまとまとめています。

専用ソフトをすでにインストールしている環境ではあまり利点はなさそうですが、別途ソフトをインストールしたくない/できない環境では利用価値はありそうです。


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