Microsoftの最新のオペレーティングシステム「Windows 11」はリリースから間もなく2年を迎えます。
リリース後も継続的に改良が行われていて、2023年の後半に公開予定の最新の機能アップデート「23H2」でも多数の新機能が追加される予定です。
この23H2に搭載されると予想されている新機能をNeowinがまとめています。
機能の一覧は以下の通りです。
Windows Copilot
Windows CopilotはBingと連係して動作するAIアシスタント機能で、ショートカットキーWin + C
やタスクバーのアイコンをクリックして呼び出すことができます。
Bingチャットと異なり、システム設定の変更、アプリの起動、スクリーンショットの撮影、テーマの変更など、Windows 11内でさまざまなアクションを実行することができます
現在のプレビュー版はまだ荒削りな面がありますが、今後徐々に改善されていくと期待されています。
タスクバーの更新
タスクバーに関しては最も要望が多かった、「結合しない」モードと「ラベルを表示」オプションが復活する見込みです。結合しないモードは、従来のWindowsでは利用できた機能で、有効にした場合、タスクバーでアプリケーションの各ウィンドウを個別に識別することができ、ラベルも表示されるようになります。
またピン留めしたアプリのアイコンにラベルを表示する機能や、マルチモニタ環境で、タスクバーの動作を変更することができる機能も追加されると予想されています。
タスクバーの通知センターのボタンのデザインも変更され、ベル型のボタンが常に表示されるようになります。
ファイルエクスプローラーの刷新
ファイルエクスプローラーも改良され、ツールバーやアドレスバーのUIがモダンになります。詳細ペインも更新され、ファイルのコンテキスト情報や、共有情報、アクティビティ履歴、関連ファイルや電子メールなどを表示できるようになります。
ウィンドウ間のタブの移動や、ギャラリー機能の追加、RAR、7Z、TARその他アーカイブファイルのサポートも行われます。
ボリュームミキサーの改善
Windows 11の不満点としてあげられることが多かったボリュームミキサーの改良も行われます。アプリ毎の音量設定が可能となり、出力デバイスを素早く切り替えることもできるようになります。新しいボリュームミキサーはキーボードショートカットWin + Ctrl + V
で呼び出すことができます。
Windowsバックアップ
「Windowsバックアップ」と呼ばれる新しいバックアプリが追加され、重要なファイル、データ、設定、アプリ、認証情報を安全に保存することができるようになります。保存したデータは、Windows 11の初期セットアップ(OOBE)を利用して復元することができます。
Windows Devホーム
開発者向けの新機能としてDev HomeとDevドライブが追加されます。
Dev Homeは開発者向けの新しいアプリで、開発関連タスクのためにマシンを設定したり、GitHubプロファイルやリポジトリをWindowsに統合したり、システム情報を監視したりすることができます。さまざまなソフトウェア・プロジェクトを管理するための一元的な場所として利用することができます。
Dev Driveは開発者のタスクとワークロード用に調整された新しいボリュームタイプで、ReFS(Resilient File System)を使用しています。8GBのRAMと50GBのディスクが最低限必要でMicrosoftは一般ユーザーの使用を推奨していません。
設定の改善
設定アプリに新しい「ホーム」ページが追加され、パーソナライズ、テーマ、Bluetoothデバイス、タスクバー設定、OneDriveストレージ、サブスクリプションなど、頻繁にアクセスする設定やオプションに素早くアクセスできるようになります。
その他
その他、Dynamic Lightningへの対応や、Windows Ink、仮想デスクトップ、タスクマネージャーの改良などさまざまな変更が行われる予定です。