Microsoftは先日、28年の歴史を持つ「ワードパッド(WordPad)」を将来のWindowsリリース(おそらくWindows 12?)から削除すると発表しました。
Windowsクライアントの推奨されない機能をリストアップた公式ドキュメント「Deprecated features for Windows client」の更新により明らかになった情報で、Microsoftは「ワードパッドは現在更新されておらず、将来のWindowsリリースで削除される予定です。.docや.rtfのようなリッチテキスト文書にはMicrosoft Wordを、.txtのようなプレーンテキスト文書にはWindowsメモ帳をお勧めします」と説明しています。
ワードパッドの知名度は低く、ユーザーも少ないことからこのような決定に至ったと考えられますが、Feedback Hubには、削除計画に反発するコメントが寄せられていることがわかりました(Windows Latest)。
あるユーザーは、ワードパッドはRTFファイルを読み込むのに最適なアプリで、メモ帳にはない画像ファイルのサポートも提供していると主張しています。MS WordもRTFファイルに対応していますが、素早く読み込む能力はWordの追随を許さないとのこと。
I use WordPad for RTF files because it loads faster than MS Word. I keep reference notes in RTF format since Notepad doesn’t allow text formatting. Please add WordPad to the Microsoft Store as you did with MS Paint when it was deprecated from Windows,
ワードパッドはMS Wordよりも読み込みが速いので、RTFファイルにはWordPadを使っています。メモ帳ではテキストの書式設定ができないので、リファレンスノートはRTF形式で保存しています。MSペイントがWindowsから廃止されたときのように、ワードパッドをマイクロソフトストアに追加してください。
他にも「ワードパッドを使って、RTF形式の電子メール署名を簡単に作成することができる」「テキストと写真を1つの文書にまとめることができる唯一の内蔵ソフトだ」といったコメントが寄せられています。
Windows 11には多数の不要なゲームやアプリが組み込まれていますが、ワードパッドはそれらの「ブロートウェア」とは異なるのかもしれません。