Microsoftは11月16日(現地時間)、欧州経済地域(EEA)に居住するユーザー向けに、Windows 11からMicrosoft EdgeとBing検索をアンインストールすることができる機能や、一部の広告を無効にすることができる機能を提供することを発表しました。
EUの全加盟国に加え、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを含むEEAのデジタル市場法に準拠するための変更で、Windows 10/11のアップデートが近日中に展開される予定です。
Microsoft EdgeはWindowsのデフォルトブラウザとして、Windows内部に統合されており、例えば特定のリンクを開く場合、ユーザーがChromeなど他のブラウザをデフォルトブラウザとして設定していてもEdgeで開かれることがあります。Bing検索もまたWindows内部に深くリンクされていて、Windows検索に表示されるWebの検索結果にもBingが利用されていました。
EEAのユーザーは、Windows 11/10からEdgeやBingを削除することができる特権を得られることになります。
これらに加え、Windows 11で導入されたウィジェットにも変更が行われ、Microsoftニュースと広告を無効化するオプションがEEAユーザー限定で提供されます。
Microsoftはこれらの変更を徐々に展開する予定で、Windows 11のRelease Previewチャンネルの最新版では、変更のプレビューが行われています。
Windows 10でも変更が行われ、EEA内の全てのWindows 10 Version 22H2とWindows 11 Version 23H2が、2024年3月6日までに対応する予定です。