Windows 11ではWindows 10と比較してさまざまな変更が行われていますが、ユーザーにとってはタスクバーやスタートメニューといった外観の変更が気になるところかもしれません。
Windows 11のタスクバーは、画面中央にアイコンが表示されるようになり、見た目はモダンになったものの、Windows 10で使えたドラッグ&ドロップや、アイコンのグループ化解除、時計の秒表示など、当初はさまざまな機能が削除されていたため不満を訴えるユーザーが多かったのは事実です(機能の一部はWindows 11の機能アップデートで復活しています)。
これらの不満を解消するため、一部のユーザーは、Windows 10時代のタスクバーを復活させることができるサードパーティ製ツールStartAllBackやExplorerPatcherを使っているなか、これらのツールを破壊することになるかもしれない新しい機能IDが最新のCanaryビルドに追加されていることがわかりました(Neowin)。
Windowsの内部情報に詳しい@PhantomOfEarth氏が発見した情報で、Windows 11 Build 26002には、DisableWin10Taskbarと呼ばれる機能が追加されていて、このIDを有効にすると、Windows 10時代のタスクバーをロードすることができなくなるとのこと。
Build 26002 has a new velocity feature: DisableWin10Taskbar, 42537950
When enabled, it, as the name suggests, prevents the Windows 10 taskbar from loading. (explorer crashes or just loads the Win11 taskbar when trying to load it with ExplorerPatcher) pic.twitter.com/OcPVRpSXoF
— PhantomOcean3 (@PhantomOfEarth) November 29, 2023
ただし、Windows 11 build 26002ではDisableWin10Taskbarがデフォルトでオフになっているため、ViVeToolアプリを使って手動で有効にする必要があります。そのため、Microsoftが本当にWindows 11で古いタスクバーをロードするための機能を実装するつもりなのか、その意図は不明となっています。