Microsoftは現在、AI関連技術の開発に全力に取り組んでおり、Windows 11やWindows 10にもAIを活用した新機能が次々と導入されています。
なかでもAIアシスタント「Copilot in Windows」は、Microsoftが、起動のための専用キー(Copilotキー)を準備するほどに重要な機能と位置づけられているようですが、Copilotに否定的なユーザーは決定に対して不満を訴えているようです。
今回、Windows 11のプレビュービルドに追加された「Copilot in Windows」の自動起動設定もCopilotを強化する機能の一つですが、Microsoftはこの機能に対するCopilot否定派のユーザーからの批判を抑えるためか、追加の声明を発表したことがわかりました(BetaNews)。
同機能が追加されたWindows 11 Insider Preview Build 23615 (Dev Channel)のリリースノートには、1月12日付けで次のようなコメントが追加されています。
[ADDED 1/12] We’re trying this experience out on devices that have minimum iagonal screen size of 27” and pixel width of 1920 pixels and limited to primary display screens in multi-monitor scenarios. As a reminder, we regularly try out different experiences with Windows Insiders in the Dev Channel that may not ever ship, and others could show up in future Windows releases when they’re ready.
[1/12追記] このエクスペリエンスは、最小対角スクリーンサイズが27インチ、ピクセル幅が1920ピクセルのデバイスで、マルチモニターシナリオのプライマリディスプレイスクリーンに限定して試しています。注意事項として、私たちは定期的にDev ChannelでWindows Insidersとさまざまなエクスペリエンスを試しています。
Copilot in Windowsの自動起動設定は、27インチ以上のディスプレイで、マルチモニターのプライマリディスプレイに限定して有効になるとのこと。小さな画面で自動的にCopilotが起動し、ユーザーの邪魔になることはないと説明してみるように読み取れます。
またDevチャンネルで追加された機能は、製品版のWindows 11に導入されることが決定しているわけではなく、テスト中の機能の一つだとあらためて確認しています。
Microsoftは2024年に「Windowsリフレッシュ」を計画していて、新しいOSではAI関連機能がさらに強化されると見込まれています。Windowsユーザーは好む/好まざるに関わらず、今後はAIとつきあっていく必要があるのかもしれません。