Microsoftはリリース以来、Windows 11がハードウェアの性能を最大限に引き出すことができると主張してきました。
最新プロセッサが採用しているHybridアーキテクチャへの最適化や、タスクスケジューラーを支援するThread Directorなどの機能により優れたパフォーマンスを発揮することができるとされています。
反面、大量の診断データがMicrosoftのサーバーに送られているとの指摘が行われており、診断データの送信は設定で完全にオフにすることができないことが知られています。
この問題を解消した、Windows 11の改造版が「AtlasOS」です。3月28日に開発者は「AtlasOSは、eスポーツプレーヤーを念頭に置いて設計されたWindowsの改造版です。マイクロスタッターを最小限に抑え、待ち時間を減らし、フレームレートを向上させます。すでに多くのプロプレーヤーがこれを使用しています」とXに投稿しています。
reduce latency with AtlasOS
AtlasOS is a Windows modification designed with the esports player in mind. minimizing micro stutters, reducing latency and improving framerate.
there are already so many pro players using it to their advantage, so why aren't you?
— Atlas (@AtlasOS) March 27, 2024
AtlasOSによるパフォーマンス改善の具体例として、人気ゲーム「Valorant」のフレームレートを示すグラフが掲載されています。
他にもCPUやRAMの使用率が改善例が掲載されています。
CPU Usage
We've reduced background CPU usage significantly. Nothing that you don't need will run in the background.
- 2-10% -> 0%
Ram usage
Thanks to Atlas we've freed up 1.1GB of RAM usage from boot, which can then be allocated to other tasks.
- 2.3GB -> 1.2GB~
AtlasOSは公式サイトやGitHubからダウンロードできます。ただしサードパーティ製ツールであるため、自己責任にてお試し下さい。
[via Neowin]