MicrosoftがWindows 11に、Copilotを超える全く新しいAI機能の導入を目指している事を示す、複数の文書が見つかったことがわかりました。ローカルAIを利用した、OSのコピー＆ペースト機能の改良にも取り組んでいるとのことです。
Microsoftが今年リリースするWindows 11 24H2は、2段階に分けて展開され、第1段階はSnapdragon X Eliteを搭載したAI PCと共に出荷されると見込まれています。AI機能には「AIエクスプローラー」が含まれている可能性があり、Build 2024の開発者会議イベント文書によると、Windows 11の新しいAI機能が「より深いインタラクション」を可能にし、高度なAI機能を通じてデジタルライフを探索できるようになると説明されています。
Today, we're showcasing brand-new features that allow users deeper interaction with their digital lives on Windows through advance AI features. Come discover how your apps can integrate with these experiences and increase user engagement and satisfaction.
本日は、先進的なAI機能を通じて、Windows上のデジタルライフとユーザーとのより深いインタラクションを可能にする、まったく新しい機能をご紹介します。あなたのアプリがどのようにこれらのエクスペリエンスと統合し、ユーザーのエンゲージメントと満足度を高めることができるのか、ぜひご覧ください。
このイベントには、レベッカ・デル・リオ氏とアドリアン・ポーリー氏の2人が登壇する予定で、LinkedInのプロフィールによると、そのうちの一人は、Windows 11の「コピーペーストとクリップボード関連アクションのAI提案」機能に携わっているそうです。
PowerToysへローカルAI機能が導入
また、Windows 11/10向けの生産性向上ツール「PowerToys」にも、AI関連機能が搭載される見込みです。この機能は 「PowerToys Advanced Paste with Local AI」と呼ばれていて、AI機能を利用した拡張ペースト機能が利用可能になると見込まれています。
Microsoftは「PowerToysがどのようにAIを活用し、AIに裏付けされたAPIとデバイス上のMLモデルを使用して、新しいアドバンスドペースト機能をパワーアップさせたかをご紹介します」とイベントセッションの内容を説明しています。
新機能を利用するために次世代ハードウェアが必要かどうかは今のところわかっていません。
[via Windows Latest]