Microsoftは、Windows 11 23H2で、7zやTAR、RAR形式のアーカイブファイルの解凍機能を導入しました。
まだ圧縮機能は利用できませんが、最新のWindows 11 Build 22635.3566(ベータチャンネルビルド)では、7zとTAR形式の圧縮ファイルの作成機能が実装されていることがわかりました。
まだ隠し機能となっていますが、ファイルやフォルダを右クリックして「圧縮先」を選択すると、ZIP、7z、TARファイルなどの圧縮フォーマットを選択することができるようになっています。「Additional Options」を選択すると、圧縮方法や圧縮レベルを選択できるダイアログが開きます。
この機能はWindows 11 Canaryチャンネルでテストされていた機能ですが、ベータチャンネルに導入されたことで、Windows 11 Version 24H2リリース前に提供される可能性があると考えられます。
この機能を発見したPhantomOcean3氏は、「7zおよびTARアーカイブをネイティブに作成するためのサポートが Germanium(24H2)からバージョン 23H2/22H2 (Nickel)にバックポートされた。Beta 22635.3566では完全に機能しているがデフォルトでは無効になっている」とコメントしています。
vivetoolで隠し機能を有効化
新しい圧縮機能を試すにはWindows 11 Build 22635.3566で以下の手順を実行します。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:49256040
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:49256040
隠し機能を有効にするとシステムが不安定になる可能性もあります。実行する場合は自己責任にてお願いします。
[via Neowin]