MicrosoftはWindows 11でシステムの最小要件を変更し、TPM 2.0、セキュアブート、CPUの世代(比較的最近発売されたCPUが必要)などの要件を追加しました。
厳しいシステム要件により、Windows 11へアップグレードできないPCが多数存在するなか、レジストリの変更や、Rufus等のサードパーティ製ツールを使用することで、非互換PCへWindows 11をインストールする方法が存在することも明らかとなっています。
今回X(旧Twitter)で、技術愛好家のボブ・ポニー氏は、Windows 11と互換性のないWindows 8 PCから、Windows 11へアップグレードする新たなバイパス方法を発見しています。
Bizarre trivia about Windows 11 Setup, it's possible to upgrade from Windows 8.0 WITHOUT losing data and apps will be kept during the upgrade.
But there's a catch, the Windows 8 system needs to meet Windows 11's system requirements unless it's IoT Enterprise Edition Version 24H2. pic.twitter.com/eWqSzRAWct— Bob Pony (@TheBobPony) April 28, 2024
その方法とは、アップグレードの際にWindows 11 IoT Enterprise Edition Version 24H2を選択するというもので、既存のデータやアプリは維持されるとのこと。
同氏は、セットアップ時に「IoT Enterprise LTSC」を選択することで、Windows 11の要件チェックがバイパスされることを発見した人物で、今回の情報もそのバリエーションといえそうです。
なお、Windows 11 Version 24H2では、PopCntやSSE4.2が必須となる可能性があり、これらの命令に対応していない本当に古いPC(当然Windows 11非互換)は、現在存在するバイパステクニックを使っても、Windows 11をインストールできない可能性が高そうです。
[via Neowin]