Microsoftは2023年の後半、Windows 11 Version 23H2でファイルエクスプローラーの刷新を行いました。モダンなアドレスバーの導入や、細部のデザインの改良など、ユーザーインターフェイスの一部が改良されましたが、アドレスバーへのドラッグ&ドロップ機能は削除されてしまいました。
しかし今回、Windows 11 Version 22H2/23H2用の最新のオプションアップデートKB5037853では、ようやくこの問題への対処が行われ、ファイルエクスプローラーのアドレスバー(パンくず)へのファイルのドラッグ&ドロップ機能が復活しています。
以下、KB5037853のリリースノートです。
New! You can now use your mouse to drag files between breadcrumbs in the File Explorer address bar. A breadcrumb shows the path to your current file location in the address bar. For example, there are three breadcrumbs in the path This PC > Windows (C:) > Program Files.
新しい! マウスを使って、ファイルエクスプローラのアドレスバーのパンくずの間にファイルをドラッグできるようになりました。パンくずは、現在のファイルの場所へのパスをアドレスバーに表示します。例えば、This PC > Windows (C:) > Program Files.のパスには3つのパンくずがあります。
ただし手元の環境ではKB5037853適用後もこの機能は利用できません。
いつものように徐々に展開されているのか、あるいは隠しフラグによって無効化されているのかもしれません。Neowinのコメント欄でも利用できないと指摘しているユーザーが多いようです。