Microsoftは現在、Windows 11の次期機能アップデート「Windows 11 Version 24H2」のテストをWindows Insider ProgramのRelease Previewチャンネルで進めています。
Build 26100.560のISOファイルを使って24H2をクリーンインストールすることもできますが、このISOファイルを使用した新規インストール時に、Microsoftアカウントの使用を回避する従来の方法が無効化されている事がわかりました。
Windows 11 Home/Proエディションでは、セットアップ途中にShift + F10
キーを押し、コマンドプロンプトでOOBE\BYPASSNRO
と入力することで、Microsoftアカウントではなくローカルアカウントを使ってセットアップできていました。
24H2ではこれが不可能となっていて、Bob Pony氏は回避策が動作しなくなっている様子を確認できる動画を公開しています。
The method for bypassing the mandatory Microsoft Account requirement in the OOBE for Windows 11 Home and Pro with the command "oobe\bypassnro", no longer works anymore. https://t.co/H5zmu1dGsD pic.twitter.com/pZ3KLhOOfS
— Bob Pony (@TheBobPony) June 3, 2024
ただし、同氏はその後以下のような新しい回避策を提案しています。
- キーボードのShiftとF10キーを同時に押す。
net user Administrator /active:yes
と入力し、Enterキーを押す。oobemsoobe && shutdown -r
と入力し、Enterキーを押す。
Microsoftアカウントを回避する方法には他にもRufus等のサードパーティ製ツールを使用する方法や、インターネット接続を遮断した状態でインストールする方法などが存在します。Windows 11 Version 24H2の製品版でこの変更が本当に導入されるかは不明な状況です。