Microsoftは先日、月例更新の一環としてWindows 10 Version 1803(April 2018 Update)用の累積アップデートKB4284835を公開しました。
更新プログラムはセキュリティおよび非セキュリティ関連の更新を含み、例えば更新プログラムがインストールできず「黒い画面」が表示される不具合を修正するものとされていますが、この更新プログラム自体でも問題が発生していることが明らかとなっています。
今回の問題は、これまでのように更新プログラムがインストールできないという問題とは少し異なり、インストールは完了し成功したと表示されるものの、再起動後に再び更新プログラムのインストールが始まるという現象が多い模様。
この記事ではこの不具合を修正できる可能性がある回避策を紹介したいと思います。
コマンドプロンプトで各種サービスを再起動
以下の方法はSoftpediaで紹介されていた方法で、管理者コマンドで「net」コマンドを使用し、各種サービスを再起動した後、コンピューターを再起動し、Windows Updateを再度実行するというものです。
手順は以下の通り:
管理者権限でコマンドプロンプトを開く: 検索ボックスに「cmd」と入力し、表示されたアイコンを右クリックして「管理者として実行」を選びます。
コマンドを実行する: 管理者権限で開いたプロンプトに以下のコマンドを貼り付けて実行します。
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver Ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old Ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
一度に全部コピーした後、貼り付けて一気に実行することもできますが、一行ずつコピペしてメッセージを確認しながら実行する方がより安全性が高いかもしれません。
Windwows Updateのトラブル解決のためにwuauservやcryptsvc、bitsなどWindows Updateに関連したサービスを再起動するというのは割と知られた方法です。うまくいく保証はありませんが、試してみて損はない方法といえるでしょう。
なお以下の記事でも似たような方法を紹介しています。こちらも参考までに。
https://www.softantenna.com/wp/tips/fix-windows-10-version-1803-0xc1900130/
https://www.softantenna.com/wp/tips/windows-10-kb4093112-install-fix/
https://www.softantenna.com/wp/tips/fix-windows-10-kb4054517-install/