Microsoftは本日、Windows 10を今年の夏、190カ国でリリースすることを正式に発表しました。「Windows 7 / Windows 8.1ユーザーは、最初の1年間は無料でアップグレードできる」というのは1月に行われた発表の通りです。
ただし今回、Windows 10に無料アップグレードできるのは、正規ユーザーに限られないかもしれません。MicrosoftのTerry Myerson氏が中国で行われたWinHECカンファレンスで「海賊版ユーザーも無料アップグレードできる」と発言したことが大きな話題となっています(Ars Technica、The Verge、WinBeta)。
We are upgrading all qualified PCs, genuine and non-genuine, to Windows 10
「正規、非正規をとわず条件を満たした全てのPCをWindows 10にアップグレードする」ということで、正規版以外のWindowsからWindows 10へのアップグレードを可能にする計画を示唆しているのです。
海賊版Windowsのユーザーが多数を占める中国での販売拡大を狙った措置だとも見られていて、今のところ中国以外の海賊版ユーザーが対象にふくまれるのかどうかは、はっきりしていません。大きなインパクトを持つ戦略であることは間違いないと思いますが、ここまで太っ腹だと何か裏がありそうでちょっと怖い気がするのは私だけでしょうか(サブスクリプション制への布石…とか)。
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