Microsoftがユーザーからさまざまな改善案を受け付けているフォーラムWindows Feature Suggestionsにて、「Improve font rendering(フォントレンダリングの改善)」と題した提案が、現状のままで問題なしとして「COMPLETED扱い」(=実質却下)となり話題となっています(slashdot日本版)。
提案は以下のようなものです。
Anyone who’s used other operating systems knows Cleartype distorts fonts to a point where some look atrocious. In general, it makes fonts too thin and jagged which makes them harder to read. Projects like gdipp and MacType try to address this issue, however, they can’t provide the best result.
「他のオペレーティングシステムを使っている人は誰でも、ClearTypeがフォントの見た目を劣化させるように歪めることを知っている。一般に、フォントは細く、ぎざぎざで読むのは難しい。gdippやMacTypeといったプロジェクトは、この問題を解決しようとしているが、ベストな結果を提供することはできていない」
これに対し、管理者は以下のように回答しています。
Thank you for the great feedback. IE, Windows modern shell and Office all use grayscale. ClearType is only used in a few places on the desktop shell, not in places where people read text. This is no longer an issue starting in Windows 8.
「フィードバックありがとう。IE、Windowsモダンシェル、Officeは全てグレイスケールを使っている。ClearTypeは、デスクトップシェルの一部で使われているだけでで、それはテキストを読む場所ではない。Windows 8ではこの問題は発生しない」とのこと。
slashdot日本版のコメントなどを読むと、ClearTypeの解釈をめぐり見解の違いが発生している様子(提案者はフォントレンダリング一般のことを指しているのに対し、回答者はフォントレンダリングの中のClearTypeだけに限定して答えている?)。
MacTypeが人気を集めていることからも分かる通り、Windowsのフォントレダリングが、ちょっと細すぎると感じているのは、多いのかもしれません。フォントレンダリングの比較を見ても、OS XのレンダリングであるCore Textが太めに表示されるだけに、Macユーザーは特にそう感じる人が多いかもしれません。MacType風のフォントレンダリングオプションが追加されるだけでもだいぶありがたいのですが、この分だと望み薄?
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