Windows 10の次期バージョン「Windows 10 19H1(Version 1903)」では、およそ7GB程度の「予約済み記憶域」が必要となるようです(Softpedia)。
Microsoftの公式ブログ「Windows 10 and reserved storage」によると、予約済み記憶域はアップデートや、アプリ、一時ファイル、システムキャッシュ等のOSの重要な用途のために使用されるとのこと。ストレージが一杯になると、Windowsやプリケーションが正しく動作しなくなることがありますが、予約済み記憶域によってこれを防ぐことができると説明されています。
予約済み記憶域の容量は最低7GB程度からとされ、削除することはできないものの容量を減らすことはできる模様。Windowsのオプション機能や、言語パックをアンインストールすることで削減することが可能なようで、具体的な手順も掲載されています。
なお予約済み記憶域の機能は現在、Windows 10 Insider Preview build 18298以降で利用可能で、「予約済み記憶域を有効にする」というフィードバックHubのクエストをクリアした上、次のビルドにアップデートすると有効となります。
予約済み記憶域を有効にする方法
「予約済み記憶域を有効にする」クエストの内容は以下の通りです。
- レジストリエディタを起動
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ReserveManagerを選択
- ShippedWithReservesを右クリックし値を「1」に変更
- デバイスを次のビルドにアップグレード
- 以下の手順で確認:
- 「Windowsアイコン > 設定 > システム > 記憶域」の順にクリック
- 「表示するカテゴリを増やす」から「システムと予約済み」の順にクリック
- 「予約済み記憶域]」のサイズを確認。値はゼロ以外になっている必要がある
実際にこの手順に従って作業してみたところ、手元の環境は仮想マシンだったためか予約済み記憶域の容量は2.50GBと表示されました。
OSによって常に7GBの容量が確保されてしまうのは賛否両論起きそうですが、システムの安定運用のためには致し方ないのかもしれません。