Microsoftが米国時間5月10日に公開したWindows 11用の累積アップデートKB5013943を適用した環境で、.NET frameworkを使用した一部のアプリがクラッシュする問題が発生していることがわかりました(Windows Latest)。
不具合が発生すると、エラーコード「0xc0000135」が表示される場合があるとのこと。同様の問題は4月末に公開されたオプションアップデートでも発生しており、5月の月例更新プログラムに含まれ、本番環境に紛れ込んだと考えられます。
今回の問題の報告は、5月の更新プログラムリリース後から始まっており、.NETフレームワークとWindows 11との間の互換性の問題が原因だと見込まれています。DiscordやMicrosoft Teams、ShareX、 KeePass、Visual Studioなどさまざまなアプリが影響を受けている模様です。
KB5013943の問題の回避策
今回の問題の回避策として、Windowsの機能で、「.NET Framework」関連のコンポーネントのチェックを外してオフにし、再度オンにする方法が提案されています。
これは以下の手順で実行します。
- Windows検索を開く。
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を検索して実行。
- .NET Framework関連のコンポーネントをオフ・オンする。
- 再起動する。
また、KB5013943を一時的にアンインストールする方法も有効なようです。これにはWindows Updateの更新履歴ページから、更新プログラムのアンインストールを実行します。