MicrosoftはWindows 11でUIを刷新し、スタートメニューやタスクバーのデザインがモダンに生まれ変わりました。
反面一部の機能は削除されてしまいましたが、今回、最も復活が望まれていた機能の一つである、タスクバーの「結合しない」モードがWindows 11 Insider Preview Build 23466(Devチャンネルビルド)で復活し注目を集めています。
結合しないモードでは、タスクバーで、アプリケーションの各ウィンドウを個別に識別することができ、ラベルも表示されます。
タスクバーの新機能は、該当するDevチャンネルビルドを使用している場合でも、機能の展開状態によって利用できない事があるようです。その場合、ViveToolを使用し、強制的に有効にすることができます。
タスクバーの「結合しない」モードを有効にする
以下の手順を実行します。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:29785186
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:29785186
PCを再起動すると、タスクバーの設定項目が増えているはずです。
▲「設定 > 個人用設定 > タスクバーの動作」を選択します。「Combine taskbar buttons and labels」の右にあるリストボックスで動作を変更することができます(設定はまだ日本語に翻訳されていません)。
- Always: 従来のデフォルトの動作(アイコンのみ)
- When taskbar is full: タスクバー全体が埋まった場合にラベルを非表示にする。
- Never: タスクバーのラベルが常に表示される。
その下の「Show labels on taskbar pins」にチェックを入れると、タスクバーにピン留めしたアプリのアイコンにもラベルが表示されます。
新機能がいつ安定版に導入されるかは不明ですが、今年後半に公開予定の23H2で利用可能になる可能性はあります。