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Microsoft、Windows 10を「最後のバージョン」にすることを真剣に検討していた時期があったことが書籍から判明

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Windows 10 logo

現在はすっかりなかったことになっていますが、MicrosoftがWindows 10を「最後のWindows」だと説明した事実を覚えている方は多いかもしれません。

2015年5月のIgniteカンファレンスで、MicrosoftのJerry Nixon氏が、Windows 10が「the last version of Windows」になると繰り返し述べて大きな注目を集めたのです。

Windows 10はその後、機能アップデートが定期的にリリースされていきますが、2021年6月にWindows 11が発表され、Microsoftの当初の計画が定着することはありませんでした。

しかし、Windows 11リリースに至る途中の、少なくとも2017年半ばまでは、Microsoftはこの計画に真剣に取り組んでいたようです。2017年年に出版されたMicrosoftの技術書、「Windows Internals」第7版の1ページに、将来のWindowsに関する言及が行われています。

Windows 10 and future Windows versions

With Windows 10, Microsoft declared it will update Windows at a faster cadence than before. There will not be an official “Windows 11”; instead, Windows Update (or another enterprise servicing model) will update the existing Windows 10 to a new version. At the time of writing, two such updates have occurred, in November 2015 (also known as version 1511, referring to the year and month of servicing) and July 2016 (version 1607, also known by the marketing name of Anniversary Update).

Windows 10と今後のWindowsバージョン

Windows 10で、Microsoftは以前よりも速いペースでWindowsをアップデートすると宣言した。公式な「Windows 11」は存在せず、代わりにWindows Update(または別の企業向けサービスモデル)が既存のWindows 10を新しいバージョンにアップデートする。本稿執筆時点で、このようなアップデートは2015年11月(バージョン1511とも呼ばれ、サービシングが行われた年と月を指す)と2016年7月(バージョン1607、Anniversary Updateというマーケティング名でも知られる)の2回行われている。

MicrosoftがなぜWindows 10の計画を変更を変更したのか内部事情は不明ですが、Windows 10が「最後のWindows」となる可能性はあったといえそうです。

なお、Microsoftは2024年の後半に「Windows 11 24H2」をリリースすると見込まれており、注目の「Windows 12」がいつリリースされるのかは不明な状況です。

[via Neowin]


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