Windows 11ではシステムの最小動作要件として、TPMやセキュアブート、CPUの世代チェック(Intelの第7世代以降や、AMDの第1世代Ryzen以降など)などがあらたに追加されました。
ただし、最小要件を満たさないPCにWindows 11をインストールする方法はいくつか存在し、Microsoft自身が説明しているレジストリを変更する方法のほかにも、Rufus等のサードパティツールを利用する方法や、インストール時にsetup.exe /product server
を実行する方法などの回避策存在することが判明しています。
https://softantenna.com/blog/windows-11-version-23h2-unsupported-hardware/
今回、先日リークしたWindows 11 LTSCでは、OS選択画面で「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」を選ぶと、要件チェックが行われないことが明らかとなっています。
In the Windows 11 LTSC Setup OS selection page.
When Windows 11 Enterprise LTSC is picked, it checks for the system requirements just like regular Windows 11 does, meanwhile picking Windows 11 IoT Enterprise LTSC will just skip the system requirement checks without workarounds! pic.twitter.com/bpCeUVmgbz— Bob Pony (@TheBobPony) April 6, 2024
Xへの投稿に添付された動画を確認すると、Windows 11 Enterprise LTSCを選択した場合は最小要件のチェックが行われ、インストールができないのに対し、Windows 11 IoT Enterprise LTSCを選ぶと、チェックが行われずそのままインストールすることができるようです。
選択されたのが、「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」という特殊な用途のエディションであるため要件チェックが行われないのかもしれません。Windows 11 LTSCは2024年下半期に、Windows 11 Version 24H2の一般提供(GA)と同時期に提供される予定です。