Microsoftの最新のオペレーティングシステム「Windows 11」では最小要件が従来より引き上げられました。
TPMやセキュアブート、CPUの世代チェックにより、Windows 11が動作可能なPCはある程度のスペックが保証されているはずですが、それでもローエンドPCではWindows 11をスムーズに動かすことができない場合もあるかもしれません。
そのような場合に役立つ改造版のWindows 11、名付けて「nano11」が技術愛好家のBob Pony氏により作成されています(Neowin)。
Someone requested a new "nano11", not sure if anyone remembers it... But, it's basically half of a regular Windows 11 install size and removes features such as Windows Defender, Microsoft Edge and most of WinSxS folder.
Intended for low end PCs.Download: https://t.co/khKidixnOH pic.twitter.com/XYUfImGVJS
— Bob Pony (@TheBobPony) June 6, 2024
同氏は、"nano11"は通常のWindows 11のインストールサイズの半分で、Windows Defender、Microsoft Edge、WinSxSフォルダーの大部分などの機能が削除されていると説明しています。ISOファイルは上記ツイートに含まれるリンクを辿ってダウンロードすることができます。
WinSxS(ウィンドウズ・サイド・バイ・サイド)は、アップデートやその他サービスの実行時に、OSの互換性と安定性を確保するために複数のバージョンのシステムファイルを保存するものです。またWindows DefenderもPCのセキュリティを確保するために通常は必要となります。
nano11は、安全性やセキュリティ程度犠牲にしているかわりに大幅にサイズを小さくしたバージョンだといえそうです。同種のプロジェクトにはtiny11やAtlasOSが存在します。