Microsoftは先日、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 October 2018 Update(Version 1809)」の配信を開始しました。記事執筆時の現在はアップデート時にユーザーフォルダ内のファイルが削除されてしまうという不具合が原因で配信が一時停止されていますが、注意しないといけないのはこの不具合だけではないかもしれません。
Version 1809ではディスククリーンアップの「削除するファイル」の中に「ダウンロード」が追加されていることが明らかとなり注目を集めています(gHacks)。
デフォルトでチェックはオフだが…
Windows 10 Version 1809のディスククリーンアップツールの画面は以下のようになっています。
「削除するファイル」の項目になかに、以前のバージョンでは存在しなかった「ダウンロード」が追加されていることがわかります。
「ダウンロード」はデフォルトではチェックされておらず、そのままクリーニングを実行した場合は削除されることはないのですが、誤ってチェックをしてしまう可能性がでてきたことになります。
実際Twitterでは、習慣的に全ての項目にチェックを入れていたためダウンロード以下のファイルを削除してしまったというユーザーの報告が行われています。
WARNING: In Windows 10 1809 - Fall 2018 Update the Download folder was silently added to the Disk Cleanup tool list.
I've just wiped out my entire Downloads folder by mistake, because I used to select all the options in Disk Cleanup every time. pic.twitter.com/3XtskJL6Od— Martin Suchan (@martinsuchan) 2018年10月8日
Microsoftが今後のアップデートでディスククリーンアップから「ダウンロード」を削除する可能性はありますが、現段階でWindows 10 Version 1809を使用している方は要注意の情報といえそうです。